雑記

大人について。

自分が大人であると自覚するのは果たしていつなんだろう。義務教育を終えた15歳か?それとも18禁が解除される18歳か?はたまた成人を迎える20歳か?それとも年齢に縛られず就職したときからなのだろうか。思うところは多くあり、おそらく答えなどないのだろうと思う。

私は「社会人らしい振る舞いをしよう」と心掛けた時から大人になるんではないかと思う。自分の欲求だけで動かず、周りの考えや行動を見越した立ち振る舞いができてこそ立派な社会人であると私が考えているためであろうが、そういった振る舞いができる大人に敬意を抱いているのもある。

個人が自らの意志によって自由に行動することが可能になった結果、自分にとって楽な人ばかりと繋がり、自分と違う人を過剰に攻撃したり排斥するようになったようにも思われる。(かつてのムラ社会でも行われていたのだが…)これらの行為は自己保存やプライドの保持には役に立つかもしれないが、個人の成長の幅を大きく狭める行為に他ならない。「人生はより多くの他者と出会う行為である」とはよく言ったもので、仲間内でつるんで楽な道へ行けば行くほど能力を失い、見知らぬ環境で自分を動かしていく中で自分の考えを見つめなおしたり新たな考えや視点を持つことが可能になっていくのではないか?

他者との差異を認めながらも、それらを理解するところまではいかなくともそれらが存在すること自体を認めることが生きていくうえで自分自身を楽にしていくのではないだろうか?

 

自分の思考の掃きだめと言えど、いざ書き出してみるとまるで独り善がりな理屈であると辟易する。