雑記

性欲について。

生存本能に従っている限りこの欲望と戦い続けなければいけないさだめであり、これに支配されると何事においても集中力が削がれた状態に陥ってしまう。しかしこれらとうまく付き合っていくことを、自らの性別の役割を果たすまでの中間目標としてもいいのではないか。

 

現在飼育下にあるチンパンジーの寿命は50年だと聞く。かつて野生だったころはもう少し短かっただろう。そして人間の寿命も50年といわれる時代から現在のように80まで生きられるようになった。命の延長により、生殖器官が役目を終えても生きることができるようになった。つまり、それらの使命に寿命以外の期限が設けられたといっても差支えはなく、その期限が過ぎるまでの間は性欲と向き合って生きていかなければならないのだろう。

 

そしてこの性欲は個人の嗜好を強く支配することとなっていくのではないかとも思う。例えば、女性でいえば胸や尻、髪の毛などのパーツ。男性であれば身長や肉付きなど、そういったところをワンクッション置くことで性欲という生々しい欲望を理性の枠組みに置くことができているのではないだろうか。なんにせよ、自分の性欲をうまくコントロールするには自分の嗜好を出来うる限り把握しておくことが肝要なのではないだろうか。