雑記

コンプレックス

突然ですが私はあまり充実していない人生を送ってきたという自覚を心に抱えている。
(無論他人から見たら違うのかもしれないが、そういった話はここでは取り扱わない)

“充実”とひとことで表現してしまったが、その大半は恋愛をしてこなかったという一点に集中しているのだ。
人生において恋愛のみが重視されないのは理解しているが、それでも友人や知人が当然のように経験している(していた)ことを自分は出来ていないという疎外感は拭えぬものがある。

ここ最近はSNS等をやりながら、自分の思い出の要素を他者は恋愛の最中で経験したと知ることが多々ある。その度にまるでささくれが出来たような耐え難い不快感を感ずるようになってしまったのだ。
俺があれだけ楽しんだ宝石のような思い出も、その後は色褪せてくすんだガラクタのように見えてしまう。
俺自身の非なのは言われなくたってわかってる。でも黙っていてくれという黒い感情がふつふつと浮き出てきたらもう自分では止められない。

俺の思い出を取らないでくれ。そっとしておいてくれ。俺だって惨めな気持ちは味わいたくないんだ。

それだけなんだ。